電人ザボーガー組み立て補助ページ
このページは組立説明書内では説明し難かった補助的な事を書いてます。
基本は添付の組立説明書をよく読んで製作に取り掛かって下さい。
手順1 湯口、バリ取り編
パーツを大まかにバラした後
お湯に漬けて置きます。
油分の取れやすさ、レジン内の溶剤の蒸発促進、
成形後の歪み修正等の効果があります。
充分換気をして行って下さい。
ただし薄いパーツ等は逆に形状が不安定になり
修正しにくくなる可能性がございますのでご注意下さい。
また鍋は溶剤が溶け出すため、食品用とは別に
専用の鍋をご用意下さいませ。

レジンキットには離型剤と呼ばれる油分が付着いております。
お湯に漬けたパーツは柔らかくなっていますが
水で冷やすと元の硬さになります。
それをまたぬるま湯で中性洗剤、クレンザーで
古い歯ブラシ等でゴシゴシ洗って下さい。
その後はよく乾かしてから加工に入って下さい。
細かいパーツが多いので洗浄しゆすぐ時に
排水溝などに流れてしまう恐れがありますので
ご注意下さい。
個人的には三角コーナー用ネットに入れて
ジャブジャブゆすぐのが便利でした。
説明書では都合上、各部ごとに工程が
複合されて書かれています。

説明書通りの順序で穴を開けながら作ると効率が悪いので
先に全て加工する事をお薦めします。

手順1 湯口、バリの切り取り
 ↓
手順2 穴あけ
 ↓
手順3 組立

以上の手順で進めて行きたいと思います。

まずは湯口、バリ等の切り取りです。
大まかに切った湯口はニッパーとナイフで仕上げます。
棒ヤスリや紙ヤスリもあると便利でしょう。

直接ニッパーでギリギリまで切らず少し残して
残りをナイフで削り取ります。
直接ニッパーで切ると本体の方まで傷が出来たり
白く変色したりするのでゆっくりジックリ仕上げて下さい。
随所に薄い三角の膜の様な部分があります。
これは気泡が入らない様にするための加工ですので
切り取って頂きます。

筒形状の突起物がある所によく見られます。
基本的に2mm以下の薄いパーツは無いので
1mm程度の膜状の物はバリと見て頂いて結構です。
パーティングラインは基本目立たない所にあるので
無理に消さなくても大丈夫ですが
簡易的な方法でナイフの刃を立ててスライドさせ
削る方法もあります。

または紙やすりの目を細かくしながら削り
最後はコンパウンドで磨けば目立たなくなります。
レジンキットの特性上、どうしても気泡は入ってしまいます。
この様な細かい気泡であればある程度の修正は可能です。
瞬間接着剤を気泡にたらし完全に硬化させます。
その間に他の部品を仕上げる気持ちで放置しましょう。
その後400番〜600番くらいの紙やすりでならし
1000番〜1500番くらいまで掛けて最後はコンパウンドで
磨きます。
とりあえず目立たなくなったでしょ?
これより大きな穴とか角っこにある場合とかは
そこの部分を削り取り、同色のランナーを瞬間接着剤で
接着後整形する場合もあります。
カラーレジンの場合、パテによる修正は避けたいので
なるべく同じ素材をうまく使って埋める事をおすすめします。
このパーツは細かいため湯口加工が重要です。
図の様に先にこの方向でカットして
鋭角な部分を残します。
それから先端を切り取ります。

ここが頭部の前面に来るため
欠けない様に注意して下さい。
先端がこの様になるようにナイフ、ヤスリ等で仕上げます。
パーツ全ての湯口を切り取りましたので
次の穴あけ工程に行きます。

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